セルヒオ・ラモスの退団が決定...
本日、とんでもないニュースが舞い込んできた。
レアル・マドリードのキャプテンであるセルヒオ・ラモスの退団が決定し、退団セレモニーを行うという声明だ。
契約最終年となっていた昨シーズンは、惜しくもラ・リーガで2位。
怪我に悩まされ、でEURO2020のスペイン代表から外されてしまったが、実力もさながらチームの精神的支柱としての役割が大きいのも事実。
ジネディーヌ・ジダン監督の退任もショッキングだったが、復帰したカルロ・アンチェロッティ監督としても痛手だろう。
退団の背景
レアル・マドリードはコロナウイルスによる財務状況の悪化の影響もあるが、以前から30代以上の選手に対して複数年契約の延長オファーを行わないという方針であり、ポルトガル代表DFペペなどが退団した事例もあるが、偉大なカピターノも例外ではなかったようだ。
レアル側の提示は年俸10%カットの単年契約であったので、ラモス側はもちろん不服を示し、結局契約延長には至らず。
ペペの発言を借りれば、クラブに貢献した選手に対して、丁重に送り出すべきところを、近年は礼儀を欠いてるような節が散見され、サッカーファンとしては少々不満に思っていた。
ただ、喧嘩別れしてしまった元スペイン代表GKイケル・カシージャスや、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらのように無言の別れではなく、セレモニーを開くのは一安心だ。
新天地候補について
気になる新天地だが、以前から噂されているPSGやマンチェスター・シティ、古巣であるセビージャが有力視されている。
PSGとマンチェスター・シティは、豊富な資金力で多額の年俸を支払うことができるし、両チームとも悲願のCL初優勝の一歩手前で涙をのんでいる。
そのラストピースとして白羽の矢が立つ可能性は高い。
さらに、PSGはフランス代表FWキリアン・ムバッペ、マンチェスター・シティはスペイン代表エメリック・ラポルテら主力が移籍する可能性があるため、この2チームのどちらかが最有力候補だろう。
セビージャに関しては、古巣であることに加え、35歳の選手に対しては異例である5年契約+引退後のフロント入りを確約するという破格のオファーを出したとされている。
最近は引退前にかつて所属したクラブに戻り、有終の美を飾るケースも多いため、家族がスペインから離れることを望まなければ、移籍先はセビージャになるかもしれない。
レアル・マドリードでの主な記録
最後に主な記録を記載する。
公式戦671試合出場、101ゴール、25アシスト
リーガ優勝5回、CL優勝4回など計22タイトル
レッドカード26枚、イエローカード233枚
新天地も近い将来発表されるだろう。
どこに移籍したとしても、ディフェンスやキャプテンとしてだけでなくFW顔負けのドリブル、FK、パネンカ、ヘディングなどで得点も量産した熱き男の今後の活躍を祈りたい。
2021/06/17