アザールはもう輝けないのか?
2020/11/29 ラ・リーガ第11節 レアル・マドリード vs アラベス 1-2
バルセロナほど危機的ではないものの、いまいち安定しないレアル・マドリード。
キャプテンであるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスや、エースである元フランス代表FWカリム・ベンゼマを負傷で欠く中、アラベス戦もよろしくない結果となってしまった。
元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン監督の手腕には常に懐疑的な意見がつきまとうが、より深刻な問題を抱えているのはベルギー代表FWエデン・アザールだ。
同胞のベルギー代表GKティボー・クルトワの後を追っかけて夢だと公言していたマドリーに来て早1年。
オフでの太りすぎの原因もあり、昨シーズンは低調な結果。
その後もケガやPCR検査陽性でなかなか出場できていなかったのだが、やっと戦列復帰…と思うのもつかの間、また負傷交代。
現時点で離脱期間は公表されていないが、今年レンタルで追い出されたウェールズ代表FWギャレス・ベイルよりもよっぽどひどいありさまだ。
もちろん素行というか普段の態度の問題もあったが、ベイルはケガを抱えながらもタイトルはいくつももたらしたし、出場機会が得られなかったのはジダン自身は否定しているものの、ジダンがお気に召していないからであることは明白だ。
それに比べ、移籍前からジダンからのラブコールを受けるなど寵愛されているのに、ケガだけでなくプロ意識の欠如といえる体重増加。
大エースだったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと比べるのは酷だとしても、多額の移籍金でやってきたベテラン選手、そしてレアルの7番が見せるべき姿ではない。
この調子だといずれチームメイトもかばえなくなる。
ベイル不要論よりもアザール不要論が噴出するのではないかと心配だ。
彼がもう一度輝ける未来はマドリーにあるのか?
復帰後の状態が待ち遠しいところだ。
2020/12/03