メッシはこのままフリー退団するのか?②
現代サッカーの二大巨頭の一角でバルセロナのバンディエラであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。
シーズン開始直前の移籍騒動で、本人がバルセロナ以外のクラブに移籍することを望んでいたという事実が公になった。
しかも新任のクーマン監督も、「メッシもレギュラーを確約されているわけではない」など、メッシの移籍を容認するような発言を繰り返してきた。
結局のところ、移籍希望の大きな原因であったバルトメウ会長が辞任する形で事態は収束したが、いまだ契約延長という言葉は出てこず、来夏でのフリー放出の可能性が高まっている。
今回は退団する場合の移籍先について2回に分けて考察してみたい。
③MLS、中国移籍
多くのクラブにとってメッシ獲得の障壁となっているのは多額のサラリーだろう。
しかし、MLSや中国のクラブならこの問題はクリアできる。
中国移籍の前例としては同胞の先輩でもある、元アルゼンチン代表カルロス・テベスが挙げられるが、彼は中国移籍を最悪の決断だったと振り返っていることから、メッシには勧めないだろう。
MLSに関しては、元イングランド代表デイヴィッド・ベッカムが共同オーナーを務めるインテル・マイアミの関心が幾度となく報道されていた。
チームは違えど、元同僚の元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチはMLS移籍で一定の成功を収めたし、まだ年齢による衰えはほとんど見られないものの、移籍するにはちょうど良いタイミングかもしれない。
④母国復帰
最後の可能性として挙げられるのは、メッシがバルセロナのカンテラに入団する前に所属していたアルゼンチンのニューウェルズ・オールドボーイズへの移籍だ。
もちろん金銭面的な障壁は否めないが、メッシ本人が引退前にプレーするのが夢だと語っているため、可能性は0ではない。
ただ、メッシが引退するには少々早い気がするので、実現したとしてももう少し先のことだろう
おわりに
メッシがフリー退団する場合のシナリオを2回に分けて考察したが、もちろんバルセロナと生涯契約を結ぶ可能性はまだ残されている。
ただ、いずれメッシも引退するので、バルセロナもサポーターも「メッシのいないバルセロナ」に慣れるためには放出する良いタイミングかもしれない。
退団するとすれば、やはりシティ移籍が濃厚とは思うがどうなっていくのか来年が楽しみだ。
2020/11/29