メッシはこのままフリー退団するのか?①

 

現代サッカーの二大巨頭の一角でバルセロナバンディエラであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ

 

シーズン開始直前の移籍騒動で、本人がバルセロナ以外のクラブに移籍することを望んでいたという事実が公になった。

しかも新任のクーマン監督も、「メッシもレギュラーを確約されているわけではない」など、メッシの移籍を容認するような発言を繰り返してきた。

 

結局のところ、移籍希望の大きな原因であったバルトメウ会長が辞任する形で事態は収束したが、いまだ契約延長という言葉は出てこず、来夏でのフリー放出の可能性が高まっている。

 

 

 

今回は退団する場合の移籍先について2回に分けて考察してみたい。

 

 

 

 

①突如浮上した二大巨頭の共演案

この案は会長を含めたクラブ上層部との不和が報道されてすぐに出た案だが、実現性は低いだろう。

 

そもそもユベントス新型コロナウイルスの影響で財政状況が厳しく、クラブ1の高給取りであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを放出する可能性があるのだ。

 

年俸比較

C.ロナウド:3100万€(約38.8億円)

メッシ:2600万£(約36.4億円)

 

クラブレベルではこの二人のサラリーはほぼ同じだが、フリー移籍の場合、移籍金がかからない分サラリーが上乗せされる場合がよくあるので、移籍してくるとなればサラリーアップは必須だろう。つまり、実現可能性はかなり低い。

 

トレード移籍も可能性は極めて低い。なんせレアル・マドリードの大エースだったわけなのであるし、そもそもプレースタイルにフィットしないだろう。

 

 

②恩師との再会案

以前から移籍先の筆頭候補であったマンチェスター・シティへの移籍だが、報道は二転三転してよくわからない状態だ。

 

移籍に関する障壁は大きく二つある。

1つ目はFFPの問題で、メッシを連れてくるようなことがあればバランスシートにゆがみが生じ、CL出場権の剥奪騒動が再燃するかもしれない。これはシティにとってもメッシにとってもマイナスなはずだ。

2つ目は高額なサラリーで、いくらオイルマネーがバックにあるとしてもやはりメッシのサラリーは高い。

 

ただ、恩師であるジョゼップ・グアルディオラ監督が先日5年の契約延長を果たしたため、長期政権となることが現実味を帯びてきており、これは移籍に追い風だ。

 

就任4年目になるがビッグイヤーはまだ獲得できていないし、最近はリーグでも低調なパフォーマンスが散見される。メッシが入団すればかなり心強いだろう。

 

メッシの同胞で主力のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは2021年6月で契約が切れるため退団の現実味を帯びているし、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスも期待されていたほどの活躍を見せれていないことも、メッシの入団効果を高める要因だろう。

 

アグエロとの契約延長交渉は難航しているようだが、契約延長にこぎつければメッシをチームに連れてこれるかもしれない。

 

 

おわりに

メッシはこのままフリー退団するのか?②へ続く。

 

MLS、中国移籍

多くのクラブにとってメッシ獲得の障壁となっているのは多額のサラリーだろう。

しかし、MLSや中国のクラブならこの問題はクリアできる。

 

中国移籍の前例としては同胞の先輩でもある、元アルゼンチン代表カルロス・テベスが挙げられるが、彼は中国移籍を最悪の決断だったと振り返っていることから、メッシには勧めないだろう。

 

MLSに関しては、元イングランド代表デイヴィッド・ベッカムが共同オーナーを務める

④母国復帰

 

 

 

おわりに

スター選手ほど移籍に関しては様々な要因が絡んでくるので予想することは難しい。

 

一番可能性が高いシナリオは、ムバッペ移籍でネイマールと契約延長するものだと考えているが、二大巨頭を両方放出してグリーズマンの獲得や、メッシとネイマールの電撃トレードなんかもあるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

2020/11/28