バルセロナがまさかの敗戦。まさかのラ・リーガ12位へ転落。

 

2020-21シーズン ラ・リーガ第10節 アトレティコ・マドリード vs バルセロナ

 

キケ・セティエン監督を解任し、ロナルド・クーマン監督を招聘したバルセロナ

 

Nobitaのあだ名を持つジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任し、バンディエラであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団報道は落ち着いたものの、チームの成績は芳しくない。

 

近年の謎移籍TOP10に入るであろうフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、本来の輝きを見せられずくすぶり続けており、今回の古巣戦も例外ではなかった。

 

 

しかし、バルセロナは対アトレティコ戦で直近20試合14勝6分と無敗。

エースのメッシは19得点も決めているお得意先なのだ。

 

ここで悪い流れを断ち切れるかと思ったが、1-0で敗れむしろ最悪な状況に。

挙句の果てに主力である元スペイン代表DFジェラール・ピケや、スペイン代表MFセルジ・ロベルトが負傷する事態に。

 

 

コウチーニョバイエルンにレンタル放出した際もそうだったが、バルセロナは放出した選手や放出先のクラブとの対戦で痛い目を見ることが多々ある。

 

今回も例外ではなく、クーマンから戦力外通告を受けてアトレティコに放出されたウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、盟友であるメッシをはじめとする元チームメイトを讃えつつも、勝利の余韻に浸っているようだった。

 

しまいにはアトレティコエンリケ・セレソ会長は冗談半分ながらも、メッシの電撃移籍やグリーズマンの復帰にまで言及する始末だ。

もちろん実現性は高くない。なんにせよディエゴ・シメオネ監督の給料が高すぎるからだ。

 

ただ、お得意先に仕返しされる形となった今回の敗戦は、バルセロナにとっては非常に痛いものになったことは間違いない。

 

ショック療法的に、この敗戦が起爆剤になれば良いが、目先の将来にはいくつかの試練が待っている。

 

 

1つ目は現地時間11/24に行われるCLグループステージ第4節 ディナモキエフ戦だ。

バルセロナはこの試合で勝利を収めればグループステージ突破を確実なものにするが、チーム全体の調子が悪く、負傷で主力不在の中勝ち切れるかどうかは未知数だ。

 

2つ目はCL出場権だろう。こちらのほうが重要だ。

試合消化数が2試合少ないものの、現在ラ・リーガで12位、勝ち点11ptsとなっている。

 

今回直接対決したアトレティコは、今季のラ・リーガで無敗。

試合数もバルセロナと同じ8試合で20ptsと、2位につけている。

 

まだシーズン序盤ではあるものの、万が一4位以内に入れずCL出場権を逃せば、バルセロナの120年の歴史に泥を塗ってしまう形になるだろう。

 

 

 

2020/11/23