ドルトムントの超新星がついにトップチームデビュー!
2020-21シーズン ブンデスリーガ第8節 ヘルタ vs ドルトムント
ブンデスリーガで圧巻の存在を誇るバイエルンと唯一ハラハラさせる勝負をしてくれるドルトムント。
伝統的な黄色のユニフォームのチームは、前節バイエルンとの直接対決で2-3と惜しくも敗れてしまったが、このチームが好調であることは疑いの余地がない。
負けたのはバイエルンが奇しくも絶好調なだけだ。
試合はヘルタに先制を許したものの、後半にノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが4得点を決め、2-5と快勝した。
通常であれば、ハーランドの怪物級の活躍にばかり注目が集まるはずだが、今回ばかりは85分に彼と交代で出場を果たしたU-20ドイツ代表FWユスファ・ムココが歴史的偉業を成し遂げたことを話題にせざるを得ない。
リーグ規定上ほぼ最短の16歳1日という驚くべきデビューで、これまでの記録であった同じドルトムントの下部組織出身の先輩である元トルコ代表MFヌリ・シャヒンの16歳334日を約1年も塗り替えた形だ。
ムココは3年ほど前から注目を集め、その異常なまでの活躍から年齢詐称を疑われていた。
それも無理のない話で、彼は11歳でドルトムントの下部組織に入団したあと、驚きとしかいえない成績を残している。
2016-17シーズン:12歳でU-15 21試合33得点
2017-18シーズン:13歳でU-17 28試合40得点
2018-19シーズン:14歳でU-17 25試合46得点
2019-20シーズン:15歳でU-19 23試合34得点
2020-21シーズン:15歳でU-19 4試合13得点、トップチーム登録、16歳1日でブンデスリーガデビュー
早熟すぎてトップチームでは長続きしない可能性もあるが、若手が大活躍しているドルトムントの未来が明るいことは間違いない。
最後になるが、本試合で大活躍したハーランドには今回手に入れた新たなパートナーと眠ってもらい、次の試合でも活躍してほしいものだ。
2020/11/22