CR7のドッピエッタ⚽⚽でユベントス快勝
2020-21シーズン セリエA第8節 ユベントス vs カリアリ
前節時点で3勝4分0敗と、無敗ではあるものの前人未到のセリエA8連覇を達成したチームとは思えない危なっかしい滑り出しをしたユベントス。
アッレグリ監督を解任し、サッリ監督を招聘したものの、サッリ・ボールは浸透せず選手との不和もありわずか1シーズンで解任。
サッリ監督がヘビースモーカーであることが一つの要因とされているものの、元デンマーク代表FWニコラス・ベントナーの暴露によれば、サッリの後任として抜擢された元イタリア代表でマエストロの異名を持つアンドレア・ピルロ現監督や、今もなお全盛期張りの活躍を見せるイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンも昔はロッカールームで喫煙していたそうだし、サッリが解任されたのはヘビースモーカーだったからではないのは明らかだ。
突然の解任で適切な後任がいるはずもなく、トップチームでの指導経験がないピルロ監督になったものの、前述の通り不安定さが露呈。
なかなか勝ち切ることができず、前節のラツィオ戦ではアディショナルタイムに同点弾を決められ引き分けに。
ただ、今節は少し違うように見えた。
期待の新生であるスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキもいくつか惜しい場面もあったし、新型コロナ感染で出遅れていたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも2点決めるなど、なかなか良い攻めができていた印象だ。
1点目はCR7の得意な形から素早い脚の振りでDFの間を縫う強烈なシュート。
2点目は芸術ともいえる難しい体勢からダイレクト・ボレーを決め、巷でささやかれている限界説を一蹴するような身体のキレを見せている。
このところ好調なスペイン代表FWアルバロ・モラタは相変わらずオフサイドを取られていたが、CLバルセロナ戦でオフサイド・ハットトリックという珍プレーを見せるぐらいオフサイドは彼の十八番なので好調さは維持しているのだろう。
なお、執筆時点でのセリエAの得点ランキングはCR7と自称神様でミランに還ってきた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが各8点で並んでおり、この2人には年齢がただの数字だということをいつまで思い込ませてもらえるのか非常に楽しみだ。
CR7は昨シーズン得点王まであと少しのところで、全盛期を迎えているであろうラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレに先を越されてしまったので、移籍の話も絶えないが、3度目の正直として今年は得点王を獲ってほしいところだ。
2020/11/22